英語にだって敬語はある

コミュニケーション重視を推し進めすぎた結果、最近はテキストにカジュアルな表現をよく載せているのが散見されます。

 

日常の同僚や、友達同士と話すときは、殆ど I want to ~ の形をつかうし口語的には I want to drink a beer なんていわずに

  I wanna drink a beerの形を使うから後者の形になれるのが実践的だ~ みたいな感じです。


これが一般的に使われるのは事実ではありますがはっきりいってこれだけをゴリ押しして社会人として英語を使う機会があれば大変危険です。


友達とか、家族に対してなら”なんか飲む?”=”Wanna drink something?” でいいかもしれないですけどたとえばお客さんを招き入れたとしたら普通は What would you like to drink? って聞きます。


そこでI wanna drink a cup of coffeeなんて言ったらまるで子供がおねだりしているように聞こえてしまいます。なのでしっかりとI would like to have a cup of coffee とか 

May I have a cup of coffee? と答えましょう。


よくアメリカの大学で勉強していた人に多いですが同級生のアメリカ人が社会人になればスラングの使用をやめてオトナの英語を話すようになるにに、

日本に帰国した本人はスラングまじりの英語をずっと話し続けてしまパターンです。


学生時代はたとえ相手が教授でも教室に入ればHi で挨拶を済ませても大丈夫な場合が多いですけど、社会人になって上司にこんな口調をきくことは許されません。

ましてや取引先の相手になると Good evening Mr. Sasaki How are you this evening? みたいなフォーマルな形が望まれます。