主語の見つけ方~S=the+形容詞のパターン~

これも非常に簡単です。S=the+形容詞のパターンは見ただけですぐにわかります。唯一注意するべきポイントとしては・・・とくにありませんね笑。あっ! the+現在分詞 、 the+過去分詞 もthe+形容詞と同じパターンだと考えておいて下さい。


例 The poor sit on the front benches in Paradise.(天国では貧乏人が最前列のベンチに座らせてもらえる。)※ことわざです。天国に行けば立場が逆転する事を期待させることわざですね。


このように"the poor"は「貧乏な人々」と訳されることからもわかるように「~な人々」と訳します。the+形容詞はそれだけで「~な人々」と言うふうに訳すことができるのです。 ちなみにthe beautiful=beauty(美)のようにそれだけで抽象名詞と同じような意味になることもあります。


例 For many people, particularly the young, politics is not making any sense多くの人、特に若者にとって、政治はわけがわからない


この場合は、 the young というのが「若い人々」つまり「若者」を指しているのです。こんな風に組み合わせ次第で色々な「人々」を表現することが可能です。例えば The timidといえば「臆病な人々」 という意味になりますし、 The outgoing といえば理論的には「社交的な人々」を意味することになります。ですが、言語というのは言語学者でもすべてをルールで説明しきることは不可能であると言っている通り、その土地や時代でしか使われたり理解されない言い回しが存在するものです。ですから常に時代に合わせた言葉遣いや、語彙を習得したければその言語が使われている土地にすんでみたり、現地の言葉で新聞や映画コンテンツをみたりするのが良いのです。


ちなみに僕は普段からよく洋書や、海外ドラマを見ます。海外ドラマは制作費は日本のドラマとは比べ物にならないくらいかかっているので映画並みおクオリティですが、個人で楽しむ分には本当にお金がかからなくてとっても素晴らしい娯楽です。