圧倒的な反復練習
まずは発音記号を理解しましょう。理解とは、論理的に理解するということです。アメリカ人の子供のように、莫大な量の音声を聞いて、子供の時からアーとかウーといったようにチューニングをしていては時間がかかりすぎます。なので、この発音記号にはこうやってベロを動かして、ここで息をする、のように論理的に理解をする必要があるのです。その理解が終わると、次なる段階。徹底した反復練習です。論理的に理解したものを体で理解する段階です。
英語の発音と日本語の発音は全く違います。洋画を見ていて、あの表情豊かな欧米人の発話。あれだけ表情が豊かなのには、かれらの口や舌の動きが関係しています。日本語のようにゴニョゴニョ話すのとは違い、英語はダイナミックに口をあけたり、シャープにとがらせたりと、とても豊かな口の動きを持ちます。それらを僕たちもまねしようというわけです。見よう見まねというよりは、徹底的に舌に刷り込ませる。刷り込ませて、体で理解する。この段階に来ると、「お、発音が綺麗になってきたわ!」と思えるわけです。
圧倒的な反復練習はどうやってやればいいのでしょうか?はい答えは簡単です。この本を使ってください。あの大ベストセラー松澤先生の「英語耳」です。TOEIC編じゃなくて、もっとも初期の青色の本です。あれを使うのです。あれを使って口を鍛えてゆくわけです。まずは英語耳を手元に用意してください。そこに書いてある母音・子音・Amazing Worldの歌まで全て通しでやります。松澤さんが言うように目安として100回ほど繰り返しましょう。100回終わっても、まだ発音がうまくできてないと判断すれば、あと30回ほどやりましょう。でも100回前後、僕は120回やりましたが、それくらいやると発音は完璧になってきますので。