意味のない勉強法を最初に頭に叩き込む

世の中には意味のない勉強が「普通」にまかり通っています。理由は単純。

全部ビジネスだからです。


だから各会社の開発した、或いは外から持ってきたTOEIC勉強法

「至高の勉強法」と謳って、書籍にしたり、教材を作るから、英語難民を量産しちゃうんです。


あ、大丈夫ですよ!僕も買いましたし、やりましたその教材(笑)

なんとかラーニングとか、倍速リスニングとかですね(笑)

僕も難民出身なので、わかります。


ただ、やっていくうちにわかったんですね。

「意味のある勉強法と意味のない勉強法があるな」って。


それは、僕自身がとっても疑い深い性格だから。

そして、「勉強が嫌いだけど、勉強法研究は大好きだからです。」

その性格柄、あらゆる勉強を収集し、実践し、修正して

今の戦略論メソッドをくみ上げてきました。

だから、自信があるのね。

それと、僕のやり方を通して多くの人が「結果を出したから」

それだけで十分でしょ?って感じですね(笑)



これ以上僕のTOEIC勉強法であるTOEIC戦略論が優れている理由を並べる必要もないですよね(笑)


結果を出した人を見せろですって???

数え上げればきりがないのですが、一部を紹介すると

・東京外国語大学1年生 第158回(10月31日)初受験 TOEIC820

・立命館大学3年生 TOEIC845(1か月でリスニング100点強アップ)

・東北大学1年生 第158回(10月31日)TOEIC695 (前回受験から200以上アップ)

ごくごく一例ですが・・・。


さて本題に入りましょう。


最初に言いましたが、世の中で出回っているTOEIC勉強法の9割がビジネスです。

いいですか。これを覚えておきましょう。

なぜこれだけTOEIC勉強法があるのですか?→ビジネスだからです。


それを前提に、営業妨害にならない程度にいらない勉強法を切り捨ててゆきます。


【シャドーイング】

シャドーイングはもとは、リピーティングと呼ばれており、

同時通訳訓練者が

「発話者の口調ごと真似てしまうことで、その人柄、呼吸のタイミング等を学習できる」

という魂胆の下

プロの人たちが「スムーズに通訳をするために」使ってきた訓練です。

そうですよね。想像してください。

あなたは同時通訳のプロです。明日、オバマ氏の大統領スピーチの通訳を頼まれました。

あなたは何をしますか?

そうです。あなたは、絶対に、彼のDVDを見ますよね?

そして、彼の呼吸、しゃべり方、人柄等を徹底的に真似ると思いませんか?

そうしたほうが、上手に、通訳しやすいからです。


つまりシャドーイングはスピーキング力を効率よく上げる方法だったのです。

それでリスニング力が上がったとしても、効果は2の次。

一番に上がるのはスピーキング力。


あれ?TOEICにはスピーキングはありましたか?

ないですよね。

じゃあ、最初からリスニング力が一番上がる勉強法を優先するのは当然なのです。



【音読】

音読は重要です。

しかし、ひとつの条件をクリアした場合に限り。

発音が完璧にできる場合に限りです。


たとえば、アメリカ人がスタンダートな日本語の能力を測る試験の勉強をしている時

映画で見ていた関西弁の発音を「スタンダートな日本語と勘違いし」

ひたすら、関西弁で音読をする。


音読をすると、リスニング力、リーディング力はぐんぐんと上がります。

しかし、このアメリカ人の場合、関西弁に限ってのリスニング力、リーディング力が

最強になるのです(笑)


わお(笑)


わお(笑)


想像したら、他人事なので面白いですけど

実は笑えません。


日本人の多くは、間違った発音のまま音読をしています。


ちなみに、日本人に音読の重要性を広める英語指導者は多々います。

その中でも代表的なのは東進衛星予備校講師の安河内先生ですね。


でも彼の著書を見てください。必ず、音読をしろ!って書いてあるのと同時に

「発音についての言及するページ」が必ず用意されています。


だけど、多くの英語難民は、そのフェーズ(段階)をふっ飛ばし

楽しそうな音読だけをやってしまうというオチにはまってしまします。

僕のTOEIC勉強法には音読は一切入っていません。

なぜなら発音を習得している時間がもったいないからです。

それよりももっともっと効果の高いTOEIC勉強法はいくらでもありますから。


関西弁だけ上手な外国人を目指さないでください。



【倍速リスニング】


倍速リスニングも要りません。結論からいうと・・・

あなたがリスニングが聞こえないのはTOEICの音声スピードが速いからではありません。

そもそも、英語を英語で解釈する脳みそが育ってないからです。


これまた、日本語を勉強する外国人をイメージしましょう。

彼の名前はトム。

トムは日本語検定1級を目指す、エリートエンジニア。

トムは日本語勉強法に「倍速日本語リスニング」を採用したとします。


渡された教材は、「裁判所の議事録」

「被告人Aは~」

「異議あり~」

「公職選挙法22条に違反し~」


トムは頭を抱えます。

「む、むずい!」そして「は、はえぇ~」

トムは早速、この倍速で流れている「裁判所の議事録」を

ノーマルスピードに戻し、今度は意気揚揚と聞き始めるのです。

(今度はゆっくりだから、聞こえるよな・・・)


そしてトムは再び頭を抱えます。

「む、むずい!」そして早くないけど、意味がとれない

そうです。

ゆっくりでも意味がとれないものを早くしたところで意味がないのです。



あなたは、エリートエンジニアのトムと同じ勉強法を取らないようにしましょう。



【変なヘッドフォン】

ありますよね?耳をチューニングするために必要なヘッドフォン。

これに対しては言うことは少なすぎます。意味が不明な点が多々あるからです。

まず、変なヘッドフォンを買おうとしたあなたにお聞きしたいのですが

「その変なヘッドフォンをTOEIC会場に持ち込めますか?」


そんな変態的な格好で入場すると

ETS(TOEIC主催会社)から永久追放を受けちゃうかもしれません。


それ以上に、僕は、その変なヘッドフォンを被って友達と英語を話したくないですし(笑)

あ、これは個人的な理由ですね。


更に。

努力をしないTOEIC勉強法でスコアを獲得しても、自信に繋がらない。収穫は小さい。

これが一番大きいです。

「ねぇねぇお父さん!お父さんはどうやって、そんな風に英語ペラペラになったの?」

そう聞かれたら、あなたはなんて答えますか?

「仮面ライダーみたいなヘッドフォンを付けて、変身をしたんだ」

なんてかっこいいことを言えるお父さんになる自信がない人は、正当に勉強しましょう。

結局そっちのほうが早いですし。


【なんとかラーニング】


これなんか、ビジネス丸出しじゃないですか!

ゴルファーのR君を使うなんて

100%宣伝効果としか思えない。

本当に効果のあるものは、そんな広告をしなくても広まります。


しっていますか?あのフェラーリ。

フェラーリはF1での実績のみを用いて広告としているのです。

実績が広告ですよ?

もしフェラーリ社がキャメロンディアスなどを雇ってCMしまくってたら

どうします?フェラーリファンは怒りますよ?

「フェラーリとキャメロンディアスって何も関係ないじゃないか!」ってね。


さてさて、ビジネス的なアプローチはここまでにしておいて

この、なんとかラーニングが問題なのは

英語の後に日本語が流れてしまうところ。

もう一歩進めると、英語の後に、「最初から決まっている日本語が流れてしまうところ」


どの過程が省かれていますか?あなたはわかりますか?

そうですね。

「自分の言葉で解釈する」という作業が省かれています。

もしその、なんとかラーニングに収録されていない英語フレーズが出てきたら

あなたはどう対応するのですか?ということです。

そもそも言葉は一義ではないということは、普段から承知していることですよね。




≪まとめ≫

意味のない英語勉強法に惑わされないようにしよう。

その迷いがゴール到達へのスピードを遅めてしまうから!

最初に意味のない英語勉強法を徹底的にたたきこむことで

伸び悩みが来たときに

それを乗り越えられる我慢強いあなたを

最初の今の時点で作ってしまおう!