主語の見つけ方~S=to+(不定詞)のパターン~
英文の主語(S)はこれまでみてきたような単語だけには留まらないんだよってことを本日は学んでいただきます。
不定詞の用法が名詞になって、主語として働くことはよくあることなのです。
例 To know is one thing, to practice (is) another.
(知っていることと実行することは別物だ。)
これは knowの前にTo をつけることで 「知っている事」という名詞の役割になったんです。つまり上の文章では
To know=主語(S)
is=動詞(V)
one thing = 補語(C)
to practice=主語(S)
is=動詞(V)
another = 補語(C)
という形になっているのでございます。
ではこれはいかがでしょう?
先程の例文と似たような意味で
例 To see the faults of other is easy, but to find those of your own is quite hard
(他人の欠点をみつけるのは簡単だが、自分自身の欠点を見つけるのはとてもむずかしい)
という英文があります。同じように考えれば良いので簡単ですよね。
((余談))これは本当にその通りで、自分が日々生きていても指摘されなければ気づかないことっていっぱいありますよね。電車にのっていて隣に立っているおじさんの息がとんでもなく臭かった・・・なんて体験は人間生きていれば必ず一度は体験するのものですが、そのおじさんは自分の息の臭さが原因で他人が迷惑していることに気付いていません。 そういう人に限って、後輩には「最近の若者は!みっともない髪型しやがって身だしなみを整えろ。」なんて説教したりしますからね。 なんか毒づいてしまってすみません。 今日自分にそういう事が起こったので書いてしまいました笑。
【ちなみに】※注意点文の初めにTo~が来たからといって、全てが主語になるわけではない場合もあるので注意をしてくださ。
どういう例かといいますと
例 [To have a good debate], the most important thing is to keep your cool.
(よいディベートをするために、最も大切なのは冷静さを保つことだ。)
この場合[To have a good debate]というのは、主語ではなく、副詞的用法の不定詞なのです。(また別の記事で詳しくやりますのでご心配なく。)
なので、すぐさまTo~をみて主語だと判定せずに、文全体を見て瞬時に主語(S)かそうでないかが判断できるようになるのが目標ですね。
※ちなみにここまで順番に読んでくれているあなたは、どんどん英文を正確に早く読むための実力がついてきてます。空き時間で良いので着実に読み進めていって下さい。
全部を読み終えた頃には、(語彙力を除いて)、英文を読む際には殆ど解決されていることでしょう。