主語の見つけ方~S=名詞節 のパターン

これは恐らく、主語を見つけるパターンで一番むずかしいパターンかもしれません。 とはいっても見分け方を知っていれば簡単なのでサクサクやっていきましょう^^


よく見られるのが、 ThatとかWhatとかwhoとかwhateverとかwheather(多すぎて覚えられんっちゅうねん。だから暗記しなくていいですよ)ではじまる名詞節が文の主語(S)になっている例です。


ちょっとイメージしにくいですか? これから例文で確認していくのでご心配なく。注意しておくべき点としては、前回も言ったように、英文の全体でどこからどこまでが主語(S)で、どこに動詞(V)があるかを見分けることの出来る能力が重要です。


基本文型の所でも言ったように、どんな英文でも

という構造になっているのでしたよね?なのでそれを頭にとどめて例文を見ていくことにしましょう。


例  That you are a liar is evident.
 (あなたが嘘つきだということは明らかだ。)


これはどういう構造になっているのかご説明します。
That you are a liar が(主語)
isが(動詞)
evidentが(補語)です。


ちなみに You are a liar という文章だけでも意味は通じますよね?
だけど、例文でもわかるように発言者は「あなたが嘘つきだということは明らかだ」と言いたかったのです。
つまり、You are a liar というのを主語(S)にして、主語(S) is evident としたかったのです。
ですが、そのまま You are a liar is evident としてしまっては、 1つの英文に 2つの動詞(areと is)が出てきてしまうことになりますので、ダメです。

そこで文の初めにThatをつけることによって、 That you are a liar という主語が出来上がるのです。
 簡単ですよね。


他の例文もみていきましょう。

例 Whether he commited a crime or not will remain unsolved.
(彼が犯罪を犯したかどうかは、分からないままだろう)


このようにwhatherで始まる文も文の主語(S)になるのです。


※ちなみにWhetherではじまるからと言って、必ずしも全部の英文が主語になるとは限りません。

・Whether it rains or not, We we will go to the park tomorrow.
(雨がふろうがふらまいが、私達は明日公園に行く)
↑は「~しようが、しまいが~というのは譲歩」を意味する副詞節のwheatherです。


・Whether we can share this cake for everyone , I don't know.
(このケーキを皆で分けることができるかどうかは、自分には分からない。)

↑これは元々 I don't know wheather we can share this cake for everyone の順番を入れ替えて、OSVの順番にしたもの。
なのでこのweather ~は目的語(O)にあたる名詞節です。



同じようにでwho とwhatの名詞節というのも知っておきましょう。

例 What surprised me most was that she was a man.
(私が一番驚いたのは、彼女は男だったということだった。)




例 Who will be punished is a biggest problem
(誰が処罰されるのか、が最も大きな問題だ)


今回は以上になります。今回取り上げたの以外にも where や、how、why , whatever,whoever などで始まる名詞節も主語(S)になることがあります。いずれにしてもどこからどこが名詞節で、どこからどこが主語になっているのかを見極めることが出来れば英文はとってもシンプルな構造になっていることに気づくはずです。 


ではではお疲れ様でした!