目的語(O)の理解を深める。

さてさて、前回まではお疲れ様でした。どうでしょう?少しづつですが英語が読めるというのはどういう感覚なのかが身についてきているんじゃないでしょうか。まあまだまだ道のりは続くんですが、このコラムさえ呼んでくれればちょっとやそっとの英文じゃあ構造的に捉えられないなんてことは無くなりますので毎日の勉強、仕事、娯楽の合間にでもさっと目を通して頂くだけでもあなたの実現できる将来というのは変わって来ます。


まあこんな余談はいいので、本題に入りましょう。


英語の文の中で、S+V+『?』+『?』の『?』がO(目的語)になるのは自然なことです。どういう場合にそうなるのかというと、動詞(V)が他動詞(a transitive verb 略してvt)の場合であれば、そのあとの『?』+『?』には必ず目的語(O)が含まれるのです。


下のイメージ図をみればすぐに分かることですね。
第三文型

第四文型

第五文型


今回は、主に第3文型と、第4文型の目的語を理解していくことにします。なぜ第5文型は一旦無視するのかというと、実は第5文型は前回も述べたように、目的語よりも、補語(C)の関係を理解するほうが重要ですし、後々あわせて登場する構文と一緒に解説したほうが分かりやすいからです。目的語(O)に関して理解しておくべきポイントは2つです。

前も言ったように、どこからどこまでが目的語なのかをしっかりと見極める。

日本語と異なる特殊な目的語を、どう訳したら日本語らしくなるのか知る。

この2です。


比較的優しい分野ですが、後で出てくる再帰代名詞(ourselvesみたいなやつ)はちょっと分かりにくいかもしれませんのでしっかりと抑えていきましょう。



PS.このコラムをよんでいて、「なんだか難しいなあ・・・」と思う所があるかと思います。
特に、文法の専門用語は知識がない人には、ちんぷんかんぷんに聞こえるかもしれません。
ですが必要な知識をムダを省いてできるだけ丁寧に解説しておりますので、分からない場合は
コラムの一番初めから読み直してみたり、グーグル検索で分からない用語を調べてみるなどして下さい。
そして、あなたの最終ゴールは「英文法の先生」になることではなく、「英語力をつけて自分の人生を豊かにする」 のが目標のはずです。
つねに目標から逆算して行動しましょう。