目的語(O)=名詞 の場合


英語特有の表現は英文を読んでいればよく目にすると思います。今日は中でもよく見る表現を取り上げていきます。

第三文型において、代名詞とか名詞が目的語(O)になるのはよくあることで、
これは特に考えなくても見分けることはできます。


だだ、ちょっと日本人には分かりにくい目的語(O)というのがあるんです。

なんだと思いますか? それは同族目的語(Cognate Object)と呼ばれるものです。これは日本語に訳そうと思ったら、「うっ」と詰まってしまうことがあるので要注意です。


たとえば、「幸せな生活を生活する」なんて表現は日本語には存在しませんが、英語ではLive a happy life という表現があります。
これ日本語に訳してみたら変だと思いませんか? 
このように英語ではそういう英語特殊な言い回しっていうのがしばしば用いられることがあります。


こんなかんじで動詞(live)と同じ語源からできた名詞(life)というのが、目的語(O)に来る場合は、 自然な日本語になるように工夫していかねばなりません。


例 I laugh a hearty laugh
(わたしはは心から笑った)


例I dreamed a creepy dream
(私は気味の悪い夢をみた)



どうしても動詞と目的語が同じ語源だと、これまで日本語になじんできた我々にとっては何だか違和感を感じるかもしれません。
ですが、これは慣れなのでしっかりと数をこなしていけば問題なくすっと頭に入ってくるようになります。


※でも英文を読んでいる最中に上のような例文が出てきても、「文の意味が分からない」とまではならないでしょう。
とにかく、「こういう表現があるんだよ」っていうのを知ってもらいたかったのでご説明しました。
それではまた明日のコラムをお楽しみに!