(S=C)主語+動詞+形容詞句のパターン
さてさて、前回は成功するためには構成要素に分解することが大事だ。 そして長い目で見て、英語の実力をつけたいなら「文法、英文構造の勉強」は必ず身につけておくべき必須の要素だよっていうお話をしました。
そのお話で、少しでもあなたのモチベーションが上がれば幸いです。というわけで今回は (S=C)主語+動詞+形容詞句のパターンについて扱っていきます。
補語にくる形容詞句ってどういうものなんでしょうね? シンプルに言うと、S+V+Cの文型で、Cにあたる部分が【of + 名詞】にパターンがあるということです。 この【of + 名詞】の形を形容詞句と呼びます。
まあこの形容詞句という専門用語が大事なのではなくて、大事なのは【of + 名詞】の組み合わせは形容詞のような働きをするよ~ってことです。
たとえばこんな文章。例 It is considered of no consequence
(それは全く重要だと考えられていない)
ここでは主語(S)が It
動詞(V)が is considered
補語(C)が no consequence
という構造になっていますよね。
SVCの第二文型においては、S=Cの関係が成立しているのでIt = no consequence というイコール関係を 動詞 is considered が結んでいるってことです。
では似たような例でこちらの例文はどうでしょうか。
例 The coach who heads the national team is of importance.
(その代表チームを率いている監督は、重要な(監督)です。)
このof importance「重要だ」 という形容詞句が この英文の補語(C)になっているとおわかりでしょうか?
主語(S):The coach who heads the national team
動詞(V):is
補語(C):of importance
という構造ですね。 S=Cの関係がスグに見抜けるようになってくると、こんな文章もスラスラよめてしまいますね。
まあ【of + 名詞】のパターンがあるよってことさえ知っていればどんな第二文型が来ても混乱することはなくなるでしょう。
ではでは次回は (S=C)主語+動詞+to不定詞のパターンについて触れていきます。これは日本語を母語とする人がそんなに間違う分野ではないので、スグにわかるでしょう。
ではまた次回。ありがとうございました