(S=C)主語+動詞+to不定詞のパターン


さてさて、今回はS+V+CのC(補語)部分に(to+不定詞)がやってくるパターンです。これはよく見る形です。


この形になる場合代表的な動詞は、appear , prove, turn out, seem ,be動詞 などです。


例 To have a good debate, the most important thing is to keep your calm.
(良い討論をする上で最も重要なのは冷静さを保つことだ。)


この例文では、toが2つでてきますがどうのような構造になっているかは分析できますか?答えは


To have a good debate が主語(S)


isが動詞(V)


to keep your calm が補語(C)


です。ここでも、S=Cの関係が動詞isを通じて成り立っていることがわかりますね。これは動詞が変わってもS=Cの関係が成り立てば同じように考えることが出来ます。


例 The painting turned out to be fake. (その絵画は偽物であることが判明しました。)


※コラム


もしかしたらあなたは、学校の授業で I am to merry her とか、 Our objective is to win the game. みたいな ”be to ~”の形は文脈に沿って訳し分けられる事が多いと習った記憶があるかもしれません。


”to be~” を訳すときは

 

①~する運命だ(運命)


②~しなければならない(義務)


③~する予定だ(予定)


④~できる(可能)※これは be to +過去分詞の形が多い



みたいに、あたかもそれぞれ別の意味があるかのように教えられたかもしれませんが、これは全くの誤解です。


だってよくよく考えてみてくださいよ。 Our objective is to win the game. (我々の目標は試合に勝つことである) 
っていう日本語訳だって別に「運命」とも「義務」とも「予定」ともとることができるじゃないですか。 
大事なのは、これらは全てこれからの未来の事を言っているという共通点を踏まえた上で文脈にそって柔軟に訳して行けばよいのです。
(そもそも日本語訳を求められていなければ、ニュアンスがつかめれば英文を読んでいる間に訳をする必要すらありません)

文法的説明に気を取られて、英文そのものが何を言おうとしているのかを見逃してしまわないように注意しましょう。