まずは発音記号を徹底的に理解する

それでは発音についてです。ようやく発音について語る日がきました。僕はこの日をずっと待ち望んでいたわけです。なぜなら、それだけ待ち望むほど効果の高いトレーニングだからです。TOEIC800を突破した人で右往左往している人に、ここで述べる発音の勉強法を教えると、あっという間にリスニングが450を突破します。僕はこのTOEIC900戦略論において、もっとも強調したいこと。それが発音なのです。


 具体的に内容に入ってゆきましょう。発音の第一歩は発音記号を徹底して理解することです。これまで何度も見てきた発音記号。中学校、高校の英語教科書でも見てきました。電子辞書の中にも見てきました。しかし、一度も読めなかった発音記号。それをこのたび理解するわけです。理解するにあたって、まず、なぜ発音記号を学ぶべきかお伝えしますね。それは、一言で言って、発音記号を見なくても発音できるようになるベースづくりをするためです。え、どういうことか?そう思いますよね。大丈夫です。よく聞いてください。最初は発音記号を徹底的に学ぶのです。しかしある程度の練習期間を経て、多読の練習期に入ると、いつの間にか、発音記号なしでも発音できるようになるのです。


 例えば、あの有名なティーエイチの発音[th]は[θ]ですね。そうすると発音練習をたくさん積むと、いちいちthはθだな。と認識しなくとも、thを見た瞬間にθの発音が出来るようになるのです。だけど、そうなるためにも、まずはθの発音が出来るようにならねばならないのです。


 第一段階は、発音記号を徹底して理解することです。