TOEIC900を超えるまではリスニングをするな!
なんですか、今回もまた急に!リスニングがいらないとはどういうことですか?
石崎の戦略はいつも訳のわからないTOEIC勉強法ばかりを紹介する!
はいはいはい。
今日もご機嫌ようのイシザキです。
取りあえず、この内容はあなたに疑問を与えてしまう内容なので
手始めにいくつかの前置きを置きます。
まず、リスニングを全くするなというわけではありません。だって通学中、通勤中は
リスニングをせざるを得ません。ただ、リスニング力をそのものを上げようとした場合
新公式問題集を解くのと並んで同時通訳訓練も効果的だ、ということです。
そもそも、なぜTOEIC900いくまではリスニングをするな!というのでしょうか?
なぜなら、TOEIC900レベルの人じゃないと、リスニングは聞き取れないからです。
僕自身、TOEICの点数は800ほどあったときでも
全くリスニングは聞こえませんでした。
それよりも問題を解いて解答力を上げる勉強の方が点数に反映されてゆきましたし。
900レベルになってようやく、オーディオテープや英語の音声が
「分かる」と実感できるようになりました。
まったく聞こえなくて、理解できない音源を長時間、聞け!は
かなり無理がある話。
そもそも集中力が持ちません。
想像して下さい。
5歳児の子供を裁判所につれてゆき
さぁ、聞き取りなさいって言っても
子供はすぐに寝てしまいます。
それよりも、「不法行為ってのはね・・・という意味だよ」
「大陸法の大陸とは、ヨーロッパ大陸のことを指すのよ」
「あちらにいるのが検事さん、こっちは弁護士さんよ」
とある程度の内容を理解するためのアウトラインを教えてあげる必要があります。
そして全体像が掴めた方が聞き取りやすいのは当然ですね。
その全体像を掴むという行為が
TOEICにおける「同時通訳訓練」なのです。
同時通訳訓練を実際に試してみたのです。
東北大学の理系の子と一緒に。
その子の第一声がこれでした。
「TOEICのリスニングが聞こえやすくなった」
でした。
そうです。同時通訳訓練は
新公式問題集の内容をドンドンと頭から日本語に訳していく訓練なので
何度も何度も繰り返してゆくうちに
「内容をかすかに覚えてしまう」のです。
覚えても良いのですか?
OKです。
だって、TOEICはパターン問題が多いから。
例えば、「空港のアナウンス」
「注文の受け取り、売り切れ」
「商品のプロモーション」などです。
パターンを頭に叩き込んでおけば
違った形ででてきても、基本パターンが頭にあるため
簡単に理解できるという仕組みです。
やり方を簡単に説明しておきます。
まずはSkypeでパートナーを見つけて下さい。日本人同士でOKです。
TOEIC新公式問題集のパート3、4を題材とします。
今回はVOL1のTEST2のQuestions59~61を見てましょう。
こんな感じです。
Aさん)Hey, you made it!(だいたい意味が区切れるところで切る)
Bさん)ああ、やっときたね!
Aさん)How was your flight?
Bさん)飛行機はどうった?
これになれてきたら
どんどんと意味の区切れを長くしてゆきます。
最終的には、一文まるまる、通訳できるようになると最高ですね。
これを繰り返すとどんな利点があるか?
1:TOEICのリスニングの展開の仕方が分かる
2:内容を既に日本語で理解しているため英語で聞いても聞き取りやすい
(聞き流しにならない。これが大事)
上記2点により、リスニングを単純にやるよりも
同時通訳訓練でやった方が効果的なのです。
お分かりいただけたでしょうか?
今日もありがとうございました。