歌を使って更に楽しく反復練習

 次は歌を使っての練習です。100回の反復練習は(英語耳を使ったこれまでの練習は)いわば機械的練習であって、ここからの練習は生の英語を使った実践的練習に入ってゆきます。歌を使って楽しく更なる反復をするのです。洋楽は生の英語です。文章です。それをひたすら繰り返し、口に生の音をなじませるわけです。方法は英語耳を参照してください。概要を述べると、まず歌詞をプリントアウトします。次に発音記号を電子辞書などを使って全て書きあげます。あとは英語耳にある通り、適当数を聞き、発音し、一緒に謳うのです。ここでもひたすら反復練習で、飽きてくることもあります。そんな時はモチベーションを上げる話をもう一度読み直したり、自らが英語を堪能に運用している様子を頭に浮かべてみてはいかがでしょうか?そしてすぐさまここに戻ってきてください。


 ここでいくつかの注意点を挙げておきます。英語耳はさすがに書籍だけあって、情報量が十分ではありません。特にTOEIC学習を意識した構成にはなっていないのでここでいくつかのポイントを。


 まず、この発音訓練はTOEICのリスニングにおいて高得点を取ることを主眼においたトレーニングであることを忘れないでください。英語力をあげる練習と言えばそうなのですが、やはり第一目標はTOEICのスコアをあげることです。こういう発音訓練をしていると、いつのまに自分がTOEIC学習者であることを忘れてしまうことがあるので、一応書きました。次です。次の重要ポイントは、漫然とやらないということ。発音記号を書きうつしたり、歌を歌ったりと、なにやら作業的なこと、反復的なことが多いので、漫然とやってしまうことがあるのですが、そんな時には自らに鞭をうち、自らがTOEIC学習者であることを再認識し、TOEICリスニングにおいてハイスコアを上げるための発音練習であることを忘れないでください。以上が重要なポイントです。