驚愕するTOEIC パート2のコツ・対策:「第三者には絶対になるな!」

Part2の第二のコツとしては
「第三者にはなるな!」というのがあります。

多くの人は自分がTOEICの受験生だと思い込み(いや、確かにそうなのですが)
問題を、第三者の立場から解こうとします。

つまり、 Part2の疑問文を聞く際は
「ナレーターが何か言うぞ!それを聞き取るぞ!」というテンションで挑む方が多いのですが
それでは二流です。

僕自身、この5年間のうち半分は英語圏で生活していたのですが
もっともリスニングの力が伸びた時は「集中してリスニング教材を聞いていたとき」ではなく
英会話の真っ最中= survival Englishの時でした。

リスニング教材を集中して聴いていても、ぶっちゃけ、聞き逃ししまっても
僕の身には何も起こりません。

しかし授業中に聞いている、教授アナウンスするdue date(締め切り)あるいは
deadline(締め切り)を聞き逃すと、まさしくdeadしてしまうのです。
75分の授業を、集中力、マックスで聴き続けることは
純ジャパニーズの僕には不可能でしたが
大事な部分だけを集中力全開で聞き取ることが可能でした。

具体的には、今日のメイントピックを話していたり
あるいは直接僕に向かって、発言の機会を設けられた時は
「あ、聞いていませんでしたもう一度お願いします」なんて事は恥ずかしく言えませんし
教授が僕に向かって、質問するときは、必ず前兆があるのです。

その前兆を見つけた瞬間に(ここでは何か言及しませんが)
集中力全開にするわけです。

また、授業の最初と最後には、大事な内容のアナウンスが有りますので
その間、 10分間ぐらいは教授の顔だけでなく口元もしっかりと見ながら
リスニングをするわけです。

そういう過程で鍛えられたリスニング力こそがまさしく僕の中での
生きるリスニング力なのです。

では、 Part2に関しては、具体的にどうすればいいのでしょうか。
簡単です。「話者が自分に向かって話かけている」
と思いながら聴くのです。

これが題名にもあったとおり、第三者にはなるなと言った所以です。

今自分に何か話しかけられている、何かレスポンスを求められている
こういう感覚こそが、集中力を最大に高めて、リスニング脳を発化させることができるのです。

文責:株式会社ナレッジサーブ最年少TOEIC講師 石崎力也