TOEICのpart1でいつも圧勝しているT先生の明言「ディレクションはしっかり聞け」?

それではパート1のディレクションの使い方について説明していきます。
僕のTOEIC仲間の3人に聞いてみたところ、そのうちの2人は
「まず最初にパート1の写真を全て見て、その後にパートさんの先読みに入る」と言っていました。

そして最後のT先生は「しっかりとディレクションを聞く」と、少し変なこと言っていました。

なぜ僕がこれを変だと思うかというと
大抵の人はディレクション内にパート1の写真を見るか、
あるいはパート34の先読みに入るのがほとんどだからです。

しかしT先生によると、「ディレクションは新公式問題集で腐るほど聴いたが、
すべてのディレクションを理解するということは、それだけで自信につながりますし、
その日のTOEICのナレーターの声に耳を流せるという効果も期待できます。」
とのこと。

大事なのはディレクション最中にその日のやることを決めておくのではなく
ディレクションを聞く前に、つまりTOEIC会場に着く前に決めておくことが
最も重要となるのです。

以前はパート56の問題を解くのは自由でしたが
2012年度からリスニングのディレクション中にリーディングの問題を解く事は禁止されました。

2012年度以前は、ぼくはPart5の問題を解いていました。
だいたいパート1とパート2のディレクション中でPart5の問題を12問から15問
解くことができていました。なので会場ではいつも1番早くパート5を解き終え
パート6に取りかかるのは最も早かったと覚えております。

TOEICのルールが変更された後は
素直にパート34の先読みをするようになりました。

ただ、現実的な話、ぼくは記憶力が凄まじく酷いので
Part3 4を読んでも、実際にパート34の問題に取りかかった時に
「あれ、こんな問題あったっけ?」と思うほど記憶に残っておりません。

しかし、記憶力の悪い僕でも、なぜパート34の先読みをするかというと
先読みを意味は「脳にインデックスする」ことにあるのです。

つまり、すべての文章覚えてなくても
だいたいこういう内容流れで来るだろうなということを
先読みの過程で頭にインデックスしてくおくことで
リスニングが聴きやすくなり、実際にスコアも取りやすくなります。

繰り返しますが、 1番大事なのは、
ディレクション中に何をするかをあらかじめ決めておくことなのです。

文責:株式会社ナレッジサーブ最年少TOEIC講師 石崎力也